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幕内 恵三
ポリマーの放射線加工, p.1 - 286, 2000/04
ポリマーダイジェスト雑誌に平成10年11月から連載した13の解説記事を一冊にまとめたものである。構成は以下のとおりである。第1回-放射線加工概論、第2回-放射線橋かけ、第3回-放射線橋かけのプラスチックへの応用、第4回-放射線橋かけのエラストマーへの応用、第5回-放射線橋かけのラテックスへの応用、-ラテックスアレルギーと放射線加硫、第6回-放射線橋かけのハイドロゲルへの応用、第7回-放射線グラフト重合、第8回-放射線キュアリング、第9回-放射線分解と放射線重合、第10回-ポリマー製品の放射線滅菌と耐放射線材料、第11回-再利用と環境保全、第12回-現状と動向。ポリマーの放射線による合成から改質までの各種プロセスを解説した。競合する技術との比較から放射線加工の特徴を整理した。また、放射線加工の現状を分析し、これからの放射線加工を考察した。巻末には照射施設等のカタログと各種換算表を添付した。
幕内 恵三
ポリマーダイジェスト, 51(8), p.103 - 121, 1999/08
液状の樹脂(重合性の炭素-炭素不飽和結合をもつ低分子量ポリマー、オリゴマー)を放射線で固める技術である放射線キュアリングの歴史、現状及び今後の動向を解説した。1960年代、フォードの大量の特許に誘発されて、日本でも放射線キュアリングへの関心が高まり、塗装、紙加工、接着加工、粘着加工、剥離加工などに利用されるようになった。放射線キュアリングは、省資源、省エネルギー、環境にやさしい技術であるが、電子線発生装置が高価であることや不活性雰囲気を必要とすることなどから、普及が遅れている。放射線キュアリングの発展のためには、小型低価格電子加速器の開発と水系樹脂やカチオン重合系樹脂の進歩が望まれる。
春山 保幸; 四本 圭一; 岡本 次郎
JAERI-M 93-114, 46 Pages, 1993/06
高崎研究所の低エネルギー電子加速器は日新ハイボルテージ社製で、非走査型の低エネルギー電子加速器である。本装置は油封入式高電圧発生器部と中心軸に線状カソードを配置した円筒型の加速部及び照射用コンベアで構成される。高電圧発生器と加速部はケーブルで接続され、照射用コンベアを用いて不活性ガス雰囲気中でバッチ式の照射が行える。加速器の出力は300kV,100mAでビーム幅は60cmである。本報告では装置の仕様、運転手順及び運転特性について述べる。
中瀬 吉昭
色材協會誌, 66(1), p.19 - 27, 1993/01
色材(塗料、顔料、印刷インキ、化粧品など)や界面制御ならびにこれらに関連した研究成果の報告、総説、解説、講座などを掲載する協会の機関誌に投稿する(編集委員会より執筆依頼)。エレクトロンビームの工業利用の全般的な紹介である。放射線の話、電子線の利用価値、電子加速器の話、とくに色材に関連して使用されている低エネルギー加速器について利用時の問題点の指摘を行い、次に工業利用における詳細を、高線量率照射の特長、その利用の説明、さらにキュアリング、架橋・グラフト、重合・高分子合成、分解、低分子合成等にわけて紹介した。
吉井 文男; 須郷 高信; 佐々木 隆; 幕内 恵三; 石垣 功
Radiation Physics and Chemistry, 42(1-3), p.65 - 68, 1993/00
被引用回数:2 パーセンタイル:29.78(Chemistry, Physical)主として電子加速器(EB)を利用した高分子材料の改質及び加工に関する研究開発の現状(高崎研の)をレビューする。医療用具の滅菌に関連して、素材としてのポリプロピレンの放射線照射による劣化とその機構、劣化抑制方法等について研究成果。放射線グラフト法による重金属吸着材、脱臭材、浸透気化膜の開発について、基礎的検討結果を中心とした成果。ダイマー酸を原料とした電子線キニアリング用アクリルオリゴマー硬化樹脂について、オリゴマー組成と硬化条件、生成塗膜の物性等の研究成果を報告する。
瀬口 忠男; 岡本 清人*
原子力工業, 38(8), p.64 - 69, 1992/00
放射線照射による、有機高分子繊維から超耐熱性の炭化ケイ素繊維の製造法及び得られたものの特性について解説した。
須永 博美; 田中 隆一; 佐々木 隆; 吉田 健三
Proc. Conf. on Radiation Curing Asia, p.385 - 390, 1988/00
低エネルギー電子線や重イオンビームなど飛程の短かい放射線の照射における線量測定には、厚さの薄いフィルム線量計が有用である。現状において用いられているフィルム線量計のうち三酢酸セルロース(CTA)線量計は照射雰囲気の影響は小さいが厚すぎる場合が多く、またRadiachromic線量計は薄いが照明光により発色したり、湿度の影響が大きいという欠点がある。そこで、CTA線量計について市販されているものよりも薄く、増感剤TPPの添加量を調整したものを試作してその特性を調べた。